育児休業の取得率は女性82.2%、男性6.16%~平成30年度・雇用均等基本調査結果~
2019年6月7日
厚生労働省は、「平成30年度雇用均等基本調査(速報版)」の結果をまとめた。
それによると、女性の育児休業取得者割合(28年10月1日から29年9月30日までの1年間に在職中に出産した女性のうち、30年10月1日までに育児休業を開始した者。
育児休業の申出をしている者を含む)は82.2%となっており、29年度調査(83.2%)と比べ1.0ポイント低下している。
一方、男性の育児休業取得者割合(28年10月1日から29年9月30日までの1年間に配偶者が出産した男性のうち、30年10月1日までに育児休業を開始した者。
育児休業の申出をしている者を含む)は6.16%となっており、29年度調査(5.14%)と比べ1.02ポイント上昇し、初回調査(平成9年度)以来過去最高となった。産業別にみた取得者割合(取得率)は、女性は、「電気・ガス・熱供給・水道業」(100.0%)、「不動産業、物品賃貸業」(99.2%)、「複合サービス事業」(97.2%)、「学術研究、専門・技術サービス業」(92.9%)では9割以上となっており、一方、「鉱業、採石業、砂利採取業」(53.0%)、「建設業」(59.1%)、「運輸業、郵便業」(59.7%)では6割未満となっている。
また、男性は、「宿泊業、飲食サービス業」(19.92%)と「金融業、保険業」(18.69%)で約2割近くと高く、一方、「教育、学習支援業」(1.89%)では1%台と極端に低い。
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