精神障害の労災請求件数は前年度比295件増の2346件〜3年度・過労死等の労災補償状況〜

2022年7月4日

厚生労働省は、令和3年度「過労死等の労災補償状況」(過重な仕事が原因で発症した脳・心臓疾患、仕事による強いストレスなどが原因で発病した精神障害の労災補償状況)をまとめた。
それによると、脳・心臓疾患の労災請求件数は753件で、前年度(784件)と比べ31件減少した。
また、業務上認定されたのは172件(当該年度内に業務上認定された件数で、当該年度以前に請求があったものを含む。以下同じ)で、前年度(194件)と比べ22件減少している。
請求件数は2年連続の減少、業務上認定件数は5年連続の減少となった。
次に、精神障害についてみると、労災請求件数は2346件で、前年度(2051件)と比べ295件増加した。
また、業務上認定されたのは629件で、前年度(608件)と比べ21件増加している。
請求件数は2年ぶりの増加、業務上認定件数は3年連続の増加となった。
なお、精神障害に係る労災請求事案の場合、精神障害の結果、自殺(未遂を含む)に至った事案があるが、3年度は2346件中171件(うち業務上認定79件)となっている。
また、裁量労働制対象者に係る業務上認定件数は、脳・心臓疾患が2件(前年度1件)で、いずれも専門業務型裁量労働制対象者に関する支給決定となっている。
また、精神障害の業務上認定件数は7件(前年度6件)で、専門業務型裁量労働制対象者6件、企画業務型裁量労働制対象者1件となっている。
詳しくはこちらまで(厚生労働省のホームページに移動します)。
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_26394.html

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