法違反率、改善基準告示違反率ともに前年を上回る ~令和4年・自動車運転者使用事業場の監督指導結果~
2023年8月7日
厚生労働省は、自動車運転者を使用する事業場に対する令和4年の監督指導状況、送検状況を取りまとめた。
それによると、監督指導を行った3785事業場のうち、3142事業場に何らかの労働基準関係法令違反が認められた(違反率83.0%)。
法違反率は前年(81.0%)と比べ2.0ポイントの上昇となっている。
また、自動車運転者の労働時間等の改善のための基準(平成元年労働省告示第7号。
通称・改善基準告示)の違反が認められた事業場数は2037事業場となっている(違反率53.8%)。
改善基準告示違反率は前年(53.3%)と比べ0.5ポイントの上昇。
業種別の法違反率は、トラック82.8%(前年81.2%)、バス76.4%(同64.1%)、ハイヤー・タクシー88.2%(同86.5%)となっている。
また、業種別の改善基準告示違反率は、トラック58.1%(前年57.8%)、バス40.7%(同29.1%)、ハイヤー・タクシー30.3%(同25.6%)となっている。
次に、送検の状況をみると、労働基準関係法令違反により送検した件数は58件(前年42件)となっている。
業種別の送検件数は、トラック44件(前年32件)、バス1件(同0件)、ハイヤー・タクシー8件(同3件)となっている。
詳しくはこちらまで(厚生労働省のホームページに移動します)。
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_34461.html