法違反率、改善基準告示違反率ともに前年を上回る〜令和3年・自動車運転者使用事業場の監督指導結果〜

2022年8月2日

厚生労働省は、自動車運転者を使用する事業場に対する令和3年の監督指導状況、送検状況を取りまとめた。
それによると、監督指導を行った3770事業場のうち、3054事業場に何らかの労働基準関係法令違反が認められた(違反率81.0%)。
法違反率は前年(80.9%)と比べ0.1ポイントの上昇となっている。
また、自動車運転者の労働時間等の改善のための基準(平成元年労働省告示第7号。通称・改善基準告示)の違反が認められた事業場数は2010事業場となっている(違反率53.3%)。
改善基準告示違反率は前年(51.5%)と比べ1.8ポイントの上昇。
業種別の法違反率は、トラック81.2%(前年81.4%)、バス64.1%(同69.2%)、ハイヤー・タクシー86.5%(同87.2%)となっている。
また、業種別の改善基準告示違反率は、トラック57.8%(前年56.2%)、バス29.1%(同40.9%)、ハイヤー・タクシー25.6%(同28.0%)となっている。
次に、送検の状況をみると、労働基準関係法令違反により送検した件数は42件(前年61件)となっている。
業種別の送検件数は、トラック32件(前年46件)、バス0件(同4件)、ハイヤー・タクシー3件(同2件)となっている。
詳しくはこちらまで(厚生労働省令のホームページに移動します)。

https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_27066.html

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