度数率は2.06、強度率は0.09に~令和4年・労働災害動向調査結果~
2023年6月5日
厚生労働省は、令和4年「労働災害動向調査(事業所調査(事業所規模100人以上)及び総合工事業調査)」の結果をまとめた。
まず、事業所調査の結果をみると、度数率(100万延べ実労働時間当たりの労働災害による死傷者数で、災害発生の頻度を表す)は2.06(前年2.09)、強度率(1000延べ実労働時間当たりの労働損失日数で、災害の重さの程度を表す)は0.09(同0.09)となっている。
また、死傷者1人平均労働損失日数は44.3日(前年41.0日)となっている。
産業別にみた度数率、強度率は、度数率が最も高いのは、「漁業」の24.22(前年24.96)、次いで、「農業,林業」7.13(同6.23)、「生活関連サービス業、娯楽業」(一部の業種に限る)5.19(同4.65)、「運輸業,郵便業」4.06(同3.31)の順となっている。
強度率が最も高いのは、「漁業」の0.65(前年1.06)、次いで、「サービス業(他に分類されないもの)」(一部の業種に限る)0.31(同0.17)、「運輸業,郵便業」0.21(同0.22)、「農業,林業」0.15(同0.14)の順となっている。
次に、総合工事業(工事現場)についてみると、度数率は1.47(前年1.39)、強度率は0.22(同0.41)となっている。
また、死傷者1人平均労働損失日数は153.2日(前年293.4日)となっている。
詳しくはこちらまで(厚生労働省のホームページに移動します)。