度数率は1.95、強度率は0.09に~令和2年・労働災害動向調査結果~

2021年6月11日

厚生労働省は、令和2年「労働災害動向調査(事業所調査(事業所規模100人以上)及び総合工事業調査)」の結果をまとめた。
まず、事業所調査の結果をみると、度数率(100万延べ実労働時間当たりの労働災害による死傷者数で、災害発生の頻度を表す)は1.95(前年1.80)、強度率(1000延べ実労働時間当たりの労働損失日数で、災害の重さの程度を表す)は0.09(同0.09)となっている。
また、死傷者1人平均労働損失日数は44.5日(前年52.3日)となっている。
産業別にみた度数率、強度率は、度数率が最も高いのは、「漁業」の7.68(前年13.22)、次いで、「農業,林業」7.31(同7.33)、「生活関連サービス業、娯楽業」(一部の業種に限る)4.99(同5.01)、「サービス業(他に分類されないもの)」(一部の業種に限る)3.89(同3.18)、「運輸業,郵便業」3.31(同3.50)の順となっている。
強度率が最も高いのは、「建設業(総合工事業を除く)」と「電気・ガス・熱供給・水道業」がそれぞれ0.24(前年0.18、同0.01)、次いで、「農業,林業」0.17(同0.35)、「サービス業(他に分類されないもの)」(一部の業種に限る)0.14(同0.29)の順となっている。
次に、総合工事業(工事現場)についてみると、度数率は1.30(前年1.69)、強度率は0.24(同0.29)となっている。
また、死傷者1人平均労働損失日数は186.8日(前年174.3日)となっている。

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