令和6年度の石綿関連疾病の労災支給決定は1210件 ~厚生労働省まとめ~
2025年6月24日
厚生労働省は、令和6年度における石綿による疾病に関する労災保険給付などの請求・決定状況(速報値)をまとめた。
それによると、石綿(アスベスト)による肺がん、中皮腫などの労災保険給付の請求件数は1529件(石綿肺を除く)となっており、前年度(1305件)と比べ224件(17.2%)の増加となった(前年度の件数は確定値。以下同じ)。
これを疾病別にみると、肺がん644件(前年度535件)、中皮腫747件(同664件)、良性石綿胸水44件(同34件)、びまん性胸膜肥厚94件(同72件)となっている。
次に、支給決定件数(当該年度以前に請求があったものを含む)は1139件(石綿肺を除く)となっており、前年度(1170件)と比べ31件(2.6%)の減少となった。
疾病別では、肺がん424件(前年度433件)、中皮腫627件(同642件)、良性石綿胸水30件(同22件)、びまん性胸膜肥厚58件(同73件)となっている。
また、平成23年度から別集計を開始した石綿肺の支給決定件数が71件(前年度62件)となっており、6年度の支給決定件数は合計で1210件となった。
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